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投稿日
2020/10/25

クーラント 圧送エアー抜き


BMW MINI R55 クーパーSのオルターネータを交換するのに、ラジエター・コンデンサーなど取り外したので、組付けた後クーラントエアー抜きを当社が販売している圧送式でやりました。

この圧送式セットに関しては、時々使用法に関して問い合わせをいただくの今回詳しく説明します。

なぜかツールメーカーからは、負圧にしてエアー抜きするタイプしかでていませんが、そもそもクーラントラインは負圧になることを想定して設計されていないので、新しい車はいいとしても古い車でシール類が弱っていると負圧にしたことにより取り返しのつかないことなる恐れがあります。

実際、私は以前ポルシェボクスターに負圧式を使用してひどい目にあったので、それ以降はずっとこの圧送式でやってます。

①R55にはエアー抜きバルブが付いていないので、矢印のサブタンクブリーザーホースを外します。

エンジンは切ったままです。

②ホースがささっていたパイプに適当なキャップを取り付けます。(黄色いのがキャップです)

VW アウディーなんかもそうですが、エアー抜きバルブがない車両はいつもブリーザーホースを外してやってます。

クーラントラインで高さが一番高い部分のホースを外してやるのがコツです。

③圧送ポンプを取り付けます。外したブリーザーホースはなるべく上に向けます。

④ブリーザーホースから連続してクーラントがでてくるまでクーラントを圧送します。

これでエアー抜きは終了です。

最初、サブタンクに注いだだけでは、1.5Lしか入りませんでしたが、この方法でやるとさらに2L入りました。

こぼれた分を考えても、ただ注いだだけより1.5L以上は入ったということなので、エンジンをかけることなく1.5L分の体積のエアーがこの方法で抜けたということになります。

この後エンジンを始動させると、すぐに赤丸で囲った部分が青くなりました。

クーラントがここに流れていることが分かります。

エアーが抜けていると、クーラントがちゃんと循環しているのでブリーザーホースにクーラントが流れます。

エアーが抜けていないとここにクーラントが流れないので、赤丸部分の色が変化しません。

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