先日「2018年モデル ジープ コンパスを診断するのにSGWアダプターを取り付けたいのだが、どこを探してもSGWが見つからない。どこについているか知らないか?」というお問い合わせを頂きました。(LAUNCH所有者から)
2ヶ月ほど前に、当社に2019年モデル コンパスのフロントカメラエーミングの依頼があり、その車両はステアリングシャフトの上あたりに付いていたため、詳しい位置をお伝えしました。
その数日後、その方からお電話があり、てっきり「見つかりました」という連絡だと思ったら、「結局この車両にはSGWが付いていなかった」ということでした。
そういえば、1ヶ月ほど前にも同じ2018年モデルのコンパスで「数人がかりでSGWを探しているのだが見つからない。どこにあるか知らないか?」という全く同じ問い合わせがあったことを思い出しました。(AUTEL所有者から)
2019年モデルのエーミングをやった直後だったので、詳しい位置をお伝えし、その後何も連絡が無かったので、「見つかったんだろう」と思い記憶からも消えていましたが、いま思えばその方も「付いていなかった」という落ちだったんでしょう。
1年ほど前にも、車は何だったか忘れましたが、2018年モデルのFCAで同じ問い合わせがあり、それも結局「付いていなかった」という落ちでした。(LAUNCHとAUTEL所有者から)
SGWは、FCAグループの2018年モデルから装備されましたが、最初は全車種ではなく1部の車両だけに装着されました。
しかし、LAUNCH / AUTEL 共に、自動認識でVINナンバーを読み取り、その車両がFCAの2018年以降ということが分かると、SGWが付いている付いていないに関わらず自動的に「バイパスアダプターを取り付けてください」というメッセージが出るようです。
それに騙されて、装着されていない車両に対しての ”SGW大捜索” が始まってしまうわけです。
問い合わせがあったその3件とも、「数人がかりで何時間もいろいろなところを取り外して探しているが見つからない」と同じことを言われていたので、多くの時間を無駄にされてしまったようです。
ということで、2018年モデルのFCAグループ車両の診断には気を付けましょうというお知らせでした。
今回のケースと同じことが起こった場合、対処法をお伝えしますのでお電話ください。(当社でテスターを購入していただいた方に限ります)