整備工場の方から「BMW MINI R56 でイグニッションONにならない」というご相談をいただきました。
自動車電子部品修理業者に、CASとキーを送って点検してもらったところ、「故障個所がよく分からない。とりあえずCASのクローンを作ったのでこれで試してみてください」ということで、送られてきたクローンCASでやってみたところ全く症状は同じという状況で当社に連絡がありました。
オリジナルCAS、クローンCAS、キー、キースロットの4点を送ってもらい、まずはベンチでテストしてみました。
クローンCASの車体番号はオリジナルのものと同じなのでクローン作製はできているようですが、それ以前にCASがキーを認識していません。
この車両は、CAS3でCAS3の場合、データストリームでメカニカルキーコードと今スロットに入っているキーのキーナンバーを見ることができます。
キーをスロットに入れているのにキーナンバーがでないので、CASはキーを認識できていないということです。
点検した結果、キーが壊れているということでキーを作成します。
LAUNCH X431 IMMO PAD でプログラムします。
この車両は、セミスマートキー 315MHz LP ASK でした。
プログラムした社外品のキーをスロットに入れると IG ON になりました。
オリジナルキーではやはり IG ON になりません。
社外品はエンブレムがありません。
メカニカルキーもカットしました。
社外品は電池交換できます。
MINI R50 / R56 / R60 等、CASを送っていただけばキー作成できます。(R50はEWSです)
全キー紛失でも作成可能です。
セミスマートキー / スマートキー 共に社外品を在庫しています。