LAUNCH X431 PAD V(パッドファイブ)は、発売から5年以上経過して初期のモデルをお使いの整備工場様から修理のご相談をいただくようになってきました。
診断テスターは精密機器ですが、使用される整備工場の現場は、低温・高温・多湿・粉塵とあらゆる過酷な条件がそろっています。
まるで長期間の耐久テストを行っているようなものですが、 PAD V の初期モデルでも本体保護レベルは “IP65” になっているのでこれまで故障に関する相談はほとんどありませんでした。
逆に、「誤って落としてしまい慌てた勢いで足で踏んづけてしまったが壊れなかった」というような耐衝撃性に感心されて連絡をいただいたこともあるくらいです。
それが去年の夏以降、数件の相談をいただくようになり、それは全て「ディスプレイが少しういてきたようだ」というものでした。
最初に相談をいただいたときは、ただ「ディスプレイの問題」と思ったのですが、分解してみると内蔵バッテリーが原因でディスプレイがういてきていることが分かりました。
去年の夏以降に問い合わせがあることから、昨年整備の現場が今まででは考えられないような高温の日が何日も続いたため、使用期間が5年くらい経っている劣化したバッテリーが少し膨張しディスプレイを押してしまい、ういてくるようです。
ディスプレイは少しういたくらいでは使用に問題ありませんが(新品時の保護レベル”IP65″は失われているので使用環境に注意が必要です)、そのまま使用しているとディスプレイが完全に剥がれ落ちてプリント配線が断線してしまう恐れがあるのでテープかなにかで貼り付けておいた方がいいです。
(プリント配線が断線した場合はディスプレイAssy交換になります)
ということで、「最近ディスプレイがちょっとういてきたようだ」と気が付かれたPAD Vオーナー様、内蔵バッテリーの寿命が原因の可能性が高いです。
弊社に送っていただけば、点検してバッテリーが原因の場合はLAUNCH純正バッテリーで修理いたします。
(他社でご購入された方のご相談も受け付けています)
お気軽にお問い合わせください。