BMW E90 エアバック警告灯点灯
フォールトコード ９３B4 運転席エアバック点火回路ステージ２
擬似抵抗を使って診断したところ、エアバック本体のイグナイターの故障ではありません。
エアバックコントロールユニット～イグナイター間の配線にも問題はなし。
ということで、コントロールユニット内部の故障のようです。
新品のユニットで修理完了するのは簡単ですが、「予算的に無理」ということで何とか安くできる方法を模索します。
イギリスのエアバックコントロールユニット修理専門店に相談したところ、今回のケースは現品修理は難しいということで、その店に在庫のある最終品番（何度も品番変更されています）のリセットされたコントロールユニットを取り寄せ車両に適合するようプログラミングするのが一番良いというアドバイスをもらい、オーナーの方に了承を得てイギリスから取り寄せることになりました。
故障しているエアバックコントロールユニット
取り寄せたコントロールユニットのプログラミングは、AUTOLANDのiScan3でやりました。
AUTOLANDは台湾のメーカーで、中国の診断テスターメーカーとは違う独自の路線でテスターを開発しています。
ソフトウエア・ハードウエアから推測すると、イギリスの”autologic”を目標としているのではないかと思います。
オフラインでのコーディング・プログラミングに重点を置いたテスターで、超高額な”autologic”を除いてAutel Maxisys Pro/Eliteを超える可能性のある汎用テスターは現時点でiScan3以外ないのではと思います。
２年前、上海の展示会で初めて見たとき、Autel Maxisys Pro・Eliteよりだいぶ後に発売を開始したにもかからわず車両とは有線で接続ということに驚きました。
「いまどき有線での接続とは古臭いですね？」とAUTOLANDのスタッフに言うと「接続が安定するから」とうい回答でしたが、使ってみるとプログラミング・コーディングに重点を置いているテスターなので有線接続も納得できます。
当店はAUTOLAND iScan3の正規取扱店です。
ご興味のある方、お気軽にお電話ください。
